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【SF超大作】インターステラーを完全解説していく

こんにちは、テックです!

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今回は個人的SF/宇宙好きの方には、NO1になる映画だと思う映画インターステラーの感想、ネタバレ、考察を熱く語っていきます。

まず、この映画を手に取ったのは、凄くたまたま。

当時の自分は宇宙映画にかなりハマっていて、宇宙関連の映画を見つける度に見てました。

なので、インターステラーと雰囲気の似た映画はかなり知っています。

その中でも、ありえないスケール感と壮大さ、グラフィックの綺麗さ、作りこまれたシナリオに引き込まれ、映画を見終わるころには画面に向かって拍手&号泣してしまう。そんな映画でした。

 

  • 近未来の地球が舞台

映画『インターステラー』のネタバレ感想・解説!宇宙を描いた超本格的なSF映画 | FILMEST

 

インターステラーの舞台は地球。

時代の特定はされていません。

ただ、この時代の地球では、だんだんと気候変動によって人類が住むには適さない環境になって来ており、植物なども枯れてしまっている。

つまり食料がその内に尽きてしまう未来がやってくるので、食料以外の仕事をやっている暇はなく、NASAなどの宇宙機構も廃止されており、食料を制作するためだけに人類は意識を向けています。

又、植物が枯れると言う事は、酸素などにも影響するので、酸素も失う未来がやってくると言うとんでもなく最悪な状態で始まります。

そんな危機的状態が映画の舞台であり、冒頭のシーンです。

 

そんなお先真っ暗な映画の主人公

ジョセフ・クーパー

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このクーパーの一家に重力を使った砂の暗号が届きます。

その暗号を解くと、ある場所の座標が記されており、クーパーはその座標が指している場所に向かいます。

たどり着くと、そこでは無くなってしまった組織NASAが、こっそりと人間移住の計画を行っていました。ここからクーパーを含めた宇宙飛行士達が地球を守るために宇宙に飛び立つ流れになります。

 

ここまでが、ざっと映画の冒頭のあらすじになるんですが、こう聞くと、ありがちと言えばありがちなストーリー。

ですが、この映画の凄い所はそこではないんです。

ここからのストーリー、伏線の回収など、とんでもなく複雑になります。

 

ですがこの映画、

とんでもなくリアルな物理学的演出を映画に反映しています。

 

口で説明するのってかなり難しいんです。

今までの映画では、見たことない物理学的な所を視覚的に反映されています。

なので見た事がないリアルな質感があるんですよね。

難しい物理学や宇宙学を演出から感じる事ができるんです。

簡単に言うとブラックホールだったり、空間の歪みだったりを凄いレベルで映画に投影されています。

巨大ブラックホール、一般相対論を証明 天の川銀河で|NIKKEI STYLE

そしてその科学的な用語などこの映画にはちょこちょこ出てきます。

なので理解するのは若干難しいんです。

でもそんな難しさも楽しみに変えてくれるのがこの映画でもあります。

 

その中でも大事な理解の一つが

  • 時間は伸び縮みすると言う事

 

???

てなると思います。

これは事実今、私たちの生活にも起こっています。

ただ、それを実感するにはとても、小さいので無理なんです。

ブラックホールの様な超高速な時空に近づくと自覚できるレベルの時間の伸び縮みを体感する事ができると思っていてください。

なので、なんとなくで良いので

時間は伸びたり、縮んだりするんだと思っててください。

 

  • クーパー家で起こる異常現象

この映画の本題に踏み込んでいきますね。

このクーパーには娘のマーフィーと言う女の子がいます。

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それマーフィー違い!

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こっちが本物のマーフィーです。

こーゆう感じで時空は歪みます笑笑

 

で、最近この娘のマーフィーなですが。

部屋の本棚が落ちるという心霊チックな現象に悩まされているんです。

父であるクーパーはこの事実を記録などに残して、研究するのが科学だとマーフィーに教えます。

このようにクーパーの周りでは、空軍の偵察機が落下したり、畑の機械が故障したり、と異常現象が多くおきます。

あくる日、外出中に砂嵐に巻き込まれ、急いで帰宅したクーパーなんですが、マーフィーの部屋の窓を開けて出て行ってしまっていたので、マーフィーの部屋は砂だらけになってしまっていました。

その砂の落ちるスピードが可笑しいことに気付いたクーパーは、それを調べてこれは重力に異常がある事を見つけます。

これより、今まで身の回りで起きていた異常現象が、重力異常が原因である事を理解し、その重力異常が起きている座標にはNASAがあると言った事を発見します。そしてNASAに向かいます。 

 

  • ラザロ計画

そしてこのNASAに到着し、このNASAの教授であるジョン・ブランド教授に出逢います。

教授によると50年前から重力異常が起こっており、土星付近に最大の重力異常が起こっている事、ワームホールと言う別の銀河に行く通り道のようなホールが存在している事、人類が移住できる星が近くにあるかもしれないと言う事を知らされます。

これがラザロ計画で人類を助けるための計画になっています。

このラザロ計画には二つのプランがありますAプランは住めそうな星を見つけ、地球の人類を移住させるパターン。Bプランは住めそうな星を見つけ、そこで人口受精を行い、人類を新たに繁殖させるパターン。ただ地球の人類はそのまま。

勿論、優先するのはAプランです。そしてこのAプランを遂行するため、宇宙にクーパー含め隊員達は向かうのですが、その際は、娘のマーフィーとはお別れになります。悲しい。

そして悔やみながらも再開をマーフィーに約束して宇宙に行く事を決めたクーパー達。

今も、マーフィーの部屋の異常現象は続いていて、その落ちた本の隙間を見るとモールス信号で(STAY)の文字が解読できました。

ここがこの映画の泣きポイントの一つなんです。(´;ω;`) 

 

 

こうして宇宙へと旅立ったクーパーなんですが、やっと土星付近のワームホールに接近します。

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 そしてそのワームホールに飛びいり、そこから星を探して行きます。

 

実はクーパー達よりも先にNASAの宇宙飛行士が、人類が住めそうな星を探すために旅立っています、その星を見つけた隊員達はそこから三つの星が人類の住める環境である事を信号で送ってきていました。

その候補がクーパー達に送られてきます。

そしてこの作戦は時間との闘いでもあり、住めそうである確率、又もっとも今行ける範囲で近いと言う理由からミラーと言う星が第一候補に選ばれます。

本当に無駄なお話 ~『インターステラー』を観ての科学考証的壱考察 | tezomeya note

ただこのミラーの星で過ごす一時間は、地球の7年になると言う、時空のズレがあります。

とは言え、このミラーの星から来ている信号を無視する訳にも行かないので、最短でこの星から撤退する事を一番にクーパー達はミラーの星に着陸します。

 

ただこのミラーの星での作業は上手く行かず数々のトラブルに巻き込まれます。

そして、作業をどうにか終え、宇宙に戻るんですが、23年の月日が経っていました。

唖然としながら、23年分の地球からのメッセージや家族からのメッセージを見るんですが、そこで、相対性理論の恐ろしさを、現実的に感じる事ができます。勿論、娘も大人になってしまっています。

 

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そんな最悪なムードの飛行船なんですが、ここでメゲる余裕もなく、もう一つの星、マンに向かいます。

この星で色んな事実が分かります。

このマンの星では、まともに人間が住める星ではなくこのマン博士は自分が生存したい、助けて欲しいが為に、クーパー達の信号を送っていた事もわかります。クソヤロー

 

又、プランAを遂行する事はそもそも不可能であり、このマン博士は最初からプランBを行うつもりだったんです。鬼畜!

そしてこのクーパー達と争う事になり最悪な状態になります。

このマン博士は自分だけ助かろうと、無理やり飛行船をドッキングするんですが、そのせいで一人だけ宇宙空間に吹っ飛ばされる事になり、マン博士はここで死亡します。

残ったクーパー達は、最悪な状態ながらも最後の星、エドマンズの星に目を向けます。

ただもう故障しまくりで、プランBを遂行するのがギリギリです。もう地球には戻る事ができません。

ただこのエドマンズであれば、重力を利用してギリギリで向かう事が出来たんです。

ですが、この重力にクーパー達の乗っていた飛行船は分離されてしまいます。

そしてそのままこの映画のもっとも印象に残るシーンであり、ブラックホール空間の特異点を目指して引き込まれます。

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この特異点では、人類の物理学的な常識は通用せずあらゆる空間が歪みまくっています。

何が起こるかわからない。そんな光さえも飲み込むのが特異点なんです。

 

グイグイ引き込まれた先にクーパーが見たのは、マーフィーの部屋でした。ここでは時空も時間もめちゃくちゃ歪んでいるため、マーフィーにメッセージを送る事ができます。

そこでクーパーは決しの思い出マーフィーにモールス信号を送ります。

 

そうそれが

STAYの文字なんです。

 

まじ泣く。(´;ω;`)

 

つまり、序盤のマーフィーの部屋で、起きていた異常現象は全部クーパーが起こしたものであり、メッセージだったんです。

 

( ノД`)シクシク…

 

そして、クーパーは決しの思い出、大人になった、マーフィーに対して、特異点の観測データを送ります。

そしてクーパーは宇宙区間に投げ出されました。

その観測データを使い物理学者になった娘マーフィーは、空間の謎を解き明かし地球を救うのがこの映画のオチになってます。

最終的には、太陽系を漂ってクーパーをみつけた宇宙船に拾われ、クーパーは老女となったマーフィーとも再開して、再会の約束も果たします。

ここがまた泣ける。

これがインターステラーの主なシナリオと説明になってます。

 

壮大なスケールで描かれるこの映画なのですが、是非一度見てほしいと思います。

泣ける映画であり、科学的な映画でもあります。

この映画を見終わった時の感想はこんな映画見た事ない!

そんな気持ちにさせてくれる映画です。

多分今までの映画ではSFの枠での宇宙映画ってあったと思うんですが、科学的根拠がこんなにも、影響を及ぼすのか、その恐怖感だったりも含めてみる人を圧倒する映画だと思います。

 

私が選ぶ人生のSF映画、宇宙映画では間違いなく一位かなと思っている映画なので、皆様も観たことない人は是非見てほしいです。

 

総評

100点🌸

 

本日もありがとうございました!

是非記事が良ければまた遊びにきてね^^